保育士の皆さん、いつもお疲れ様です。
0歳児さんも、保育園の環境に慣れてくると、散歩に出かけようと考えますよね!
ただ、初めて0歳児の担任を持つと、どこに散歩に行ったらいいの?何を持って行ったらいいの?と、気になることもありますよね。
今回は、散歩での持ち物や、安全に気を付けるべきことなど、0歳児の散歩を円滑に、そして安全に進めるためにはどうすればいいかをご紹介します。
事前準備
0歳児に関わらず、散歩などの園外保育を行う時は、事前にしておくべきことがたくさんあります。
子供たちを安全に散歩に連れていく為にも、しっかりと準備を行いましょう。
行き先を決める
0歳児なので、公園に遊びに行く、という目的がなくても、園外を散歩車でぐるっと回るだけでもいいと思います。
初めての散歩であれば、子供の体力や時間的な余裕も考慮し、散歩車で歩くだけでも十分でしょう。
また、歩行できる子供が増えてきたら、公園で遊ぶこともできるようになりますね!
0歳児が遊べる公園の条件
高さのある遊具があると、登ろうとする子供がいます。
園の敷地内であれば高さのある遊具があっても登らないように監視がしっかりと行えますが、安全面を考えると0歳児を連れていく公園には高さのある遊具はない方がいいですね。
乳児でも遊べる高さのすべり台など、0歳児でも保育者が傍について遊べる高さの遊具がある公園にしましょう。
また、出入口が複数あるような公園では、降園からの飛び出しの可能性もでてきます。
動線が限定されるよう、出入口が1つか2つの公園にしましょう。
また、公園の入り口は、散歩車などで塞いでおきましょう。
公園がなくても、遊歩道が近くにあれば、散歩車から降ろして一緒に歩くことができますよ!
行き先までの道のりを下見する
道のりを下見して確認することも、年齢に関わらず子供たちを散歩に連れていく時は、必須の作業です。
道のどちら側に歩道があるのか、どこで道を渡るのか、交通量は多いのか…など、あらかじめ決めておき、子供たちを安全に散歩へ連れていくことができるようにします。
保護者に靴や帽子を用意してもらっておく
0歳児なら、抱っこで連れてきて毎日靴を履いていない、という場合もあるかもしれません。
必ず靴を持ってくる園でなければ、0歳児の中で靴が園にない、という場合はよくあります。
散歩に行くことが決まったら、靴を履いてきていない子供を確認し、必ず靴を持ってきてもらうようにしましょう。
また、子供たちの帽子が揃っているかどうかも確認しておきましょう。
持ち物の準備
散歩の時は、保育者はリュックを用意し、両手が使えるようにして散歩に行きます。
タオルやぞうきんは、遊具が濡れていたり汚れたりしていた時に拭くことができるので、必ず持って行きましょう。
また、何かあった時の連絡手段として、引率する保育者がみんな携帯電話を持つようにしましょう。
散歩中におむつ交換の必要が出てくるかもしれません。
また、公園で遊ぶ時に、まだ歩行できない子供の遊び場を確保するためにも、レジャーシートなどシートを用意しておきましょう。
散歩車を確認する
散歩車は、避難にも使います。常に使えるようにしておくことが大切です。
散歩に行く前も、タイヤに問題がないか、ブレーキがしっかり効くかなど、安全面を確認しておきましょう。
散歩時は、必ず定員以上の子供を乗せないようにします。
また、つかまり立ちができない子供には、座るタイプの散歩車やベビーカーを使いましょう。
お散歩当日
当日も、散歩にでるまではバタバタしますが、一番に安全に気を付けます。
水分補給を行ってから出発する
暑い時はもちろんですが、出発前にはしっかりと水分補給をしましょう。
ミルクを飲まない子供には、お茶や白湯をしっかり与えておき、熱中症にならないようにします。
散歩車に乗せる
帽子をかぶり、靴を履かせたら散歩車に乗せますが、散歩車から身を乗り出して落ちてしまう子供がいます。
必ず散歩車の傍に保育者が1人はついておき、手遊びなどをして子供の気持ちが落ち着くようにします。
初めて散歩車に乗る時、喜んでくれる子供が多いですが、中には泣いてしまう子供もいます。
初めは無理せず、手の空いている保育者がいれば抱っこをしましょう。
ベビーカーなら泣かない子供もいますので、様子を見て乗せ換えます。
全員乗せ終わったら、人数確認をしましょう。
歩道での歩き方
散歩車では子供同士が隣にいますので、よろめいてぶつかったりするなどの危険もあります。
常に子供の様子に気を配りながら、散歩車を押すようにしましょう。
また、散歩車を押さない保育者は、交通安全に気を付けながら誘導します。
歩行者や自転車が来たときは、「後ろから自転車きましたー」などと声を掛け合い、みんなで安全確認しながら散歩に行きましょう。
また、地域の方などに会った時は挨拶をしましょう。
公園や遊歩道に行く場合は
公園や遊歩道へ行く場合は、子供を散歩車から降ろすことになります。
子供を降ろすときは、散歩車から降りた子供を見る保育者と、子供を降ろす保育者に分かれましょう。
また、遊歩道でも散歩車は邪魔にならないところに置きます。
公園では、散歩車やベビーカーで公園の入り口を塞いでおき、子供が公園から出ないようにします。
公園で遊んでいる時も、人数確認をしながら、遊具などの危険や不審者などにも注意し、安全に子供たちが遊べるようにします。
帰る時も必ず人数確認をし、忘れ物がないか、汚してしまった場所はないかなども確認し、声を掛け合って出発します。
0歳児も散歩は大喜び
散歩に行き始めたころは大変でも、何度も行くと子供も散歩に行くことがわかるようになり、とっても喜んでくれるし、子供も大人も流れがわかるようになって、スムーズに散歩に連れていくことが出来るようになります。
散歩に行くと、子供たちの良い気分転換になるとともに、刺激をたくさん受けることができますよ!
是非、散歩に連れて行ってみてくださいね。
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