4歳児さんになると、音程をしっかりと取って歌えるようになる子供が多くなります。
元気いっぱいに歌ったり、やさしく歌ったりと、歌い方を使い分けることも出来るようになってきます。
発表会や音楽会で使える、4歳児さんにピッタリの曲をご紹介します。
園の実情、前後の年齢のレベルに合わせながら選んでみてくださいね!
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選曲のポイント
4歳児になってくると、だんだんと音程が合うようになってきていますね。
音階が離れているような曲でも、スムーズに歌えるようになってきます。
また、簡単なメロディーなら、とても揃って歌えるようになってきます。
複雑なメロディでも、練習を重ねるごとにタイミングがあってくるようになってきます。
また、エネルギッシュな部分も多い4歳児なので、しっとりした曲の中でもバラードになりすぎない曲の方が歌いやすいでしょう。
歌唱指導のアイデア
発表会や音楽会の時だけ上手にうたいたい♪
なんてことは、できません。
保育全般に言えることですが、歌も”毎日の積み重ねの結果”です。
毎日うたう歌、朝の歌や季節の歌の時から、発表会の準備は始まっています。
日々の保育の中で、歌をうたう時間にどれだけ歌唱指導ができているか。
それが、発表会へつながっていきます。
発声方法、歌への集中力、うたう時の姿勢など、日々の保育から始めてみましょう。
大きな口をあけてみよう
4歳児さんでも、「大きな声で歌ってね」と言うと、音程を無視して大声で叫んでしまうことが多いでしょう。
かと言って、「叫ばずに歌ってね」というと、なんだかリズム感もなく、元気のない歌声に…。
そんな時は、「大きな口をあけて歌ってみよう」と声を掛けていきます。
前を向いて大きく口を開けて歌うことを意識すると、声帯が開いて、自然と大きな声で歌えるようになっていきます。
声帯を開けるためには、下を向いていてはいけません。
前を見て、遠くに声を飛ばすように歌うことを、イメージとして子供たちにも伝えていきましょう。
普段から、子供たち同士で顔を見合って歌えるようにすると、上手な子供の歌い方をまねるようになり、クラス全体の声量が上がったり、音程が合うようになっていきますよ。
年齢を重ねるごとに、段々と音域が下がってきます。
4歳児の間にしっかりトレーニングをしておくと、高音部分もきれいな声で歌うことが出来るようになります。
歌詞の意味を知らせていこう
子供が集中して歌うには、歌う事への関心と、歌そのものへの関心も必要になってきます。
季節の歌も発表会の歌も、歌詞の意味を知らせることで、子供たちはぐっと歌への関心を持つようになります。
楽しい歌詞や面白い歌詞は、こんな意味だよと説明すると、子供たちから良い反応が返ってきます。
そのやり取りも楽しみながら、歌詞への理解も深め、楽しく歌えるようにしていきましょう。
姿勢を正しく、足は肩幅くらい
新しい曲の歌い始めの時期は、座って歌詞を知らせながら歌いますが、歌えるようになったら立って歌うようにしましょう。
座って歌うことが習慣になると、声も出にくく、発表会でも集中できなくなっていまします。
しっかり前を見て、背中を伸ばして歌うようにしましょう。
手は後ろに組んでもいいし、横におろしていても大丈夫ですが、クラスで統一していきましょう。
足は肩幅くらい、と言うと、開きすぎる子供もいるので、「片足だけ小さいカニさんで」というようにわかりやすく伝え、気を付けてみてあげましょう。
ピアノの合図や保育者の指揮で、揃って歌唱の姿勢になると、かっこよく見えますよ。
歌詞がしっかり聞き取れるよう発音を促そう
やさしく歌ったり、元気に歌ったりと、歌い方を変えていくことができますね。
多少の強弱は付けられるようになってきます。
その際、歌い方を気にしすぎて、歌詞がはっきり聞こえないことがあります。
一つ一つの音を大切に歌うことを伝え、出だしの音や早口になる部分を揃えて発声できるようにしていきましょう。
おすすめの曲15選!
ここからは、4歳児におすすめの歌をご紹介していきます。
ジグザグおさんぽ
セリフもそろえて言うと、可愛らしさが増す1曲!
子供たちがとっても楽しく歌ってくれますよ。
ぼくのミックスジュース
こちらも可愛い曲の1つとして選びました。
この曲も、子供たちが楽しく歌ってくれる曲ですよ!
さんぽ
ジブリの名曲から。
簡単な曲ですが、4歳児が元気いっぱいうたうにはピッタリの曲ですね。
ハローマイフレンズ
リズムを取るタイミングが初めは難しいかもしれませんが、歌い慣れると上手に歌えますよ。
元気に歌ってみましょう。
Let’s Go!いいことあるさ
こちらの曲は、ポンキッキーズから!
子供たちが元気よく、楽しく歌ってくれる曲ですよ!
うたえバンバン
4歳児さんらしい、元気いっぱいに歌える曲です!
小学校の合唱でもよく歌われていますね!
メロディも歌いやすく、ノリもいい曲ですよ!
せんろは続くよどこまでよ
こちらの曲も元気いっぱいの歌ですね!
高音をしっかり出せると、とてもメリハリよく聞こえますよ。
ドレミのまほう
展開のある曲ですが、となりの音同士があまり離れていないので、歌いやすいです!
元気に歌いながら、強弱もつけていくと、迫力ある仕上がりになりますね。
世界中の子供たちが
運動会のダンスや体操などでもよく使われる曲ですね!
サビの歌詞がはっきり聞こえるように歌いましょう。
ちきゅうはみんなのものなんだ
明るい曲で、4歳児にぴったりですね!
地球の概念が少し難しいかもしれませんが、歌詞の意味も知らせていきたいですね!
勇気100%
子供たちも大好きなアニメソングですね。ただ、子供が歌いやすい楽譜を選択してくださいね。
音域が広い曲なので、おすすめはイ長調(♯が3つ)か変ロ長調(♭が2つ)の楽譜です。
これ以上高い楽譜(ハ長調)だと、サビの高音が出しにくく、逆に原曲のように低い楽譜(ト長調)だと、Aメロが低音になりすぎてしまいます。
WAになっておどろう
V6が歌っている方が有名になっているかもしれません。
お遊戯でも使われますが、音楽発表会でも使える曲ですよ!
手のひらを太陽に
定番曲ですが、4歳児以降におすすめです。楽しく歌える曲ですね。
♪手のひらを太陽に〜部分のメロディが綺麗に揃うと、完成度が上がってきますよ!
おまめ戦隊ビビンビ~ン
おかあさんといっしょから。明るいクラスにぴったりの曲です。
この曲がテレビで流れていた時期は、保育室で口ずさむ子供たちの姿がよく見られました。
セリフは、グループ分けして言うと、面白くなりますね!
ぼくらはみらいのたんけんたい
こちらも、ポンキッキーズの曲です。
歌詞も素敵で、発表会にピッタリの曲ですよ。
楽譜の紹介
色々な楽譜が販売されていますが、自分のピアノのレベルに合わあせて2~3冊くらい持っておくと、選曲に困りません。
ただ、簡単すぎるものは子供も歌いにくいこともあります。
また、発表会で弾くなら、少し豪華な楽譜を選んでみましょう。
今回紹介した曲の中で、掲載されている曲も合わせてご紹介します。
やさしく弾ける 保育のピアノ伴奏
必要な部分に、指番号やドレミの仮名が書いてあり、ピアノが苦手でも簡単に弾けるようになっています。
◎手のひらを太陽に
◎世界中のこどもたちが
◎うたえバンバン
◎さんぽ
◎勇気100%
続こどものうた200
あそびうたや季節の歌も含めて200曲も収録されています。
◎さんぽ
◎ぼくのミックスジュース
◎ぼくらはみらいのたんけんたい
◎うたえバンバン
こどものうた大百科
とても簡単なピアノ伴奏です。
300曲以上収録されており、テレビやアニメの曲も入っていますよ!
◎線路はつづくよどこまでも
◎LET’S GO! いいことあるさ
◎さんぽ
◎WAになっておどろう
◎やさしさに包まれたなら
◎世界中のこどもたちが
こどものうた12か月
幼児向きの楽譜集ですが、中級者以降はこの楽譜がいいと思います。
初心者には少し難しいですが、発表会の時は頑張ろう…という先生にもおすすめです。
◎LET’S GO! いいことあるさ
◎さんぽ
◎ジグザグおさんぽ
◎世界中のこどもたちが
◎ちきゅうはみんなのものなんだ
◎手のひらを太陽に
◎ハロー・マイフレンズ
◎ぼくのミックスジュース
◎ちきゅうはみんなのものなんだ
こちらは、あそびうたや行事のうたも掲載されており、様々な場面で使えますよ!
◎手のひらを太陽に
◎ぼくのミックスジュース
◎世界中のこどもたちが
NHK こどものうた楽譜集 2017年度版
こちらには、
が収録されています。
是非、参考にしてみてくださいね!
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