新年、あけましておめでとうございます。
年末年始を忙しく迎え、あっという間の年明けとなったことでしょう。
新年が始まり、ワクワクした気持ちで登園してきた子供、休みが続いて登園を渋る子供など、様々な子供の様子が見られるでしょう。
そんな子供たちと、まずは正月遊びをして、園生活を楽しんでもらいたいものですね。
お正月の意味やお正月遊び、絵本など、楽しいお正月のアイデアをご紹介していきます。
お正月って何?
お正月は、新年を迎える日のことですよね。
元旦は1月1日の朝のことで、元日は1月1日の祝日を指します。
昔は、1年の初めが春の初めだったので、これから1年の豊作を願い、お祝い事をしたそうです。
今でも、「あけましておめでとうございます」と挨拶をし、飾りつけをしたりお雑煮を食べたりして、新年を祝います。
子供たちにも、「あけましておめでとうございます」と言葉を伝えたり、お正月の意味を伝えていき、気持ちを新たに新年を過ごせるようにしていきたいですね。
4~5歳児であれば、詳しい意味も理解できますので、どんな正月を過ごしたか、どんな初夢を見たか、どんな1年にしたいかなど、発表し合う機会があると楽しいですね。
ねらい
お正月の意味を知り、絵本やお正月遊びを通して、日本の伝統行事に親しみを持ってもらえるといいですね。
年齢や活動に応じて、適切なねらいを設定しましょう。
お正月にまつわる絵本
お正月に関する絵本はたくさんありますよね!
楽しいお話や、干支の由来の絵本など、子供たちの年齢や興味関心に合ったものを選んでみてくださいね。
あけましておめでとう
定番のピーマン村シリーズから、すてきなお正月の絵本があります。
簡単な言葉で説明してありますが、中にはおせちや初詣など、お正月にまつわるものがいっぱい載っています。
2歳くらいから楽しめる絵本になっていますよ。
おしょうがつおめでとうはじまりの日!
4歳児や5歳児であれば、コチラの絵本の方が詳しくお正月が描かれています。
文章は、ケロポンズの増田裕子さん!優しくて明るくなる文章がステキです。
色々な豆知識も載っているので、子供たちとじっくり読んでみたいですね。
すいすいたこたこ
こちらの絵本は、2歳くらいから楽しめる絵本になっています。
しろくまさんやあざらしさんと一緒に、新年をお祝いします。
”すいすいたこたこ”という言葉の繰り返しがたくさん出てきて、小さな子供でも楽しんでみることができますよ!
十二支のはじまり
十二支のお話の中でも、とてもわかりやすく説明されている絵本になっています。
3歳くらいからおすすめの絵本です。
十二支のしんねんかい
テンポのいいリズムで十二支たちが順番に自己紹介。
そして宴会をして、最後はみんなでご挨拶「あけましておめでとうございます」!
楽しい雰囲気の絵本で、小さな子供でも読んで楽しい絵本になっていますよ。
お正月遊びをしよう!
保育園や幼稚園で簡単にできる、お正月遊びをご紹介していきます。
手作りで出来るものを紹介していきますので、身近な素材を使って楽しめますよ。
風船羽根つき(0歳児~)
◎風船
◎うちわ
風船を羽に、うちわを羽子板に見立てて、羽根突き遊びをします。
0歳児でも保育者がやって見せると、子供たちはキャーキャー言って大笑い!
安全に気を付けながら、小さな子供でも楽しめる遊びになっています。
福笑い(1歳児~)
◎阿亀(おかめ)や阿多福(おたふく)などの顔
◎目、鼻、口などのパーツ
定番ですが、小さい子供から楽しめますね。
乳児は、顔のパーツも保育者が用意して、目隠しせずに顔を作って遊びます。
幼児では、年齢に応じて子供たちが自分で作った顔のパーツを使うと、とっても楽しいですよ!
もちろん、友達同士で目隠しをし合って楽しむと、子供たちも大喜び!
画用紙などにのりで貼って、壁面などに掲示するとお正月の雰囲気をもっと楽しむことができますね。
ビニール袋で凧揚げ(2歳から)
◎手提げ付きビニール袋(スーパーの袋など)
◎スズランテープや麻紐などの紐(タコ糸でもOK)
◎油性マジック
ビニール袋に油性マジックで好きな絵を描きます。
タコ糸にする紐は、両端を手提げ袋の持ち手にそれぞれくくってあげます。
紐を持って走ると、中に空気が入ってたこのように宙に浮かんでくれます!
年長児などには凧揚げキットなどを用意する園もあるでしょうが、低年齢児から簡単に凧揚げが楽しめます☆
園庭で思いっきり走って、楽しみましょう。
手作りこま(0歳児から)
自分たちで手作りしたこまを回せば、子供たちも楽しめますね。
また、0歳児は保育者が作ってもいいでしょう。
素材は、紙皿、牛乳パック、ボール紙など、身近なもので用意します。
軸や持ち手は、ペットボトルのキャップを2つ使い、紙の上下に貼ります。
裏側もキャップを貼るだけで、くるくる回りますよ!
安全に気を付けながらあそびましょう。
手作りかるた(5歳児~)
◎画用紙
◎水性ペンやパス
かるたは、年長児なら、一人ずつ絵を描いて作ることもできますよ。
画用紙をかるたの大きさに切っておきます。大きめに切っておいた方が絵が描きやすいです。
文字入れは保育者がしておき、子供たちに好きなカードを選んでもらいます。
画用紙に書かれた文字から始まる言葉を探して、絵にかいてもらいます。
書けたら、何の絵を描いたか保育者に伝えてもらい、子供たちと一緒に文章にします。
そのカードを使ってみんなでかるた遊び!楽しいですよ!
なんでこの文字からその絵ができるの?みたいな子供らしい発想のかるたが出来上がりますよ!
紙コップけん玉(3歳児~)
◎紙コップ(1個 or 2個)
◎糸(麻紐などでもOK)
◎新聞紙
◎カラービニールテープ
作り方は簡単!新聞紙を丸めてカラービニールテープで巻き、ボールにして糸も付けておきます。
紙コップに好きな絵を描いたりシールを貼ったりします。
ひとつの紙コップの底に、ボールの付いた紐を止め、紙コップの底同士をカラービニールテープで合わせて止めて完成!
糸の長さは、ボールが紙コップに入るよう調節します。長すぎても短すぎても難しいですよ。
3歳児では、ひとつの紙コップでも楽しめますね。
楽しいお正月遊びをしよう!
年末年始は、基本的には保育はありませんが、休み明けの保育のアイデアとして取り入れ、園でもお正月の気分が味わえるといいですね。
日本の伝統行事に触れ、楽しい時間を過ごしてくださいね。
子供たちもきっと楽しんでくれること、間違いなしですよ☆
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