保育の転職でとても悩むのが、転職理由です。
新卒さんであれば、保育への思いを面接園の保育方針にすり合わせていく方向でいいですが、転職ではそういうわけにはいきません。
前の園を辞めた理由を聞かれることが多いからです。
人間関係や待遇などでやめた場合でも、”またすぐに辞めるかもしれない”と思わせないことが大切です。
特に、経験年数が少ない場合は、転職理由をしっかり話せないといけません。
ただ、難しく考えすぎると、自分の気持ちとはかけ離れてしまうこともあります。
今回は、面接で好印象を残すことのできる転職理由の伝え方を、ポイントを押さえながらお伝えしていきます。
正直に話していい退職理由
転職理由の中でも、正直に話してもいい理由があります。
保育は女性が多い仕事なので、女性ならではの理由の場合は正直に伝えた方がいいでしょう。
結婚や出産などやむを得ない理由
女性は、結婚をしたり出産をしたりなど、ライフステージの変化に応じて大きく環境が変わるものです。
もちろん、結婚して遠方に引っ越したなどの理由は正当な理由です。
また、正職員からパート職員など雇用条件を変えて働きたい時も、正直に話しておきます。
結婚や出産で転職する場合は、新しい生活に合わせた条件を正直に話しておかないと、ミスマッチの原因にもなります。
自身の療養などやむを得ない理由
もちろん、病気療養での退職理由は、正直に話しておくべきでしょう。
また、仕事が理由で、躁うつ病などにかかってしまう保育士も多いことでしょう。
自分の身体や心の状態を正直に話し、病気を乗り越えたところまで伝えることで、採用する側が安心できるようにしましょう。
それ以外の転職理由
就職した園と合わずにやめてしまった人も多いでしょう。
基本的に、上記の理由以外は、退職理由を気を付けて伝えていくべきです。
嘘はつかないことを基本に、伝え方のテクニックを身につけましょう。
退職した園を悪く言わない
あんな園では二度と働きたくない!!!!
そう思って転職する場合もあるでしょう。
私の場合も、結婚という理由がありましたが、最初に勤めた園には思うことがたくさんありました。
それでも、前の園を悪く言うことは絶対にしてはいけません。
また、そこで働く先生の悪口も言ってはいけません。
園同士でつながっている場合もありますし、それ以前に面接で誰かを悪く言うことは印象がよくありません。
ポジティブな印象で
では、例えば人間関係が悪くて辞めたとして、ネガティブな印象を与えてしまう言い方とはどんなものでしょう。
この理由で、だから転職したいですと言っても、いい印象にはなりません。
ただ、保育の経験の話の中で話すのであれば、ポジティブな印象に変わるように伝えます。
むしろ面接園への熱い思いを語れ
転職理由は、理由によっては本当に悩んでしまいますが、逆に言えばアピールのチャンスです!
前園で出来なかったことで次に出来そうなこと、自分の保育の方針と園の方針との整合性など、面接園に行きたいという気持ちや熱い思いを語るチャンスの場面です。
前の園を肯定せずとも否定もせず、前向きな気持ちを込めて、面接園への思いをぶつけていきましょう!
また、例えば人間関係が転職理由だったとしても、前の園が悪くて貴園が良さそう、という事を言わないで話します。
転職理由はプラスになるよう伝えよう
転職する、というのは、やはり前の園で何かあったと思われがちです。
ただ、どんな園にも少なからず雇用関係でのトラブルはあり、多少の事は理解してもらえるもの。
だからと言って正直に、前の園のこんなところが嫌だと話さないことが大切です。
前向きに転職理由を話している人には、やはり保育に必要な姿勢を感じられるので、面接で好印象を残すことができるでしょう。
私は転職をして本当に良かったと思っています。
みなさんにも是非、心から前向きな気持ちで転職活動を進めて欲しいなと思います。
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