公立保育士正職員は家庭や育児と両立できるの?私が辞めた理由とは?

本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

就職・転職

私は子供が生まれてから、公立の保育士・幼稚園教諭の正職員として採用して頂きました。
私立幼稚園で働いていた経験から、給料や休日など、福利厚生の面で優れていると思い、採用試験を受けました。

結果的に、2年で退職することになりました。
公立保育士として両立してみて、どうだったのか、率直な感想を書きたいと思います。

スポンサーリンク

1年目

担任は0歳児でした。
公立も今は人件費削減のため、1年目でも主担任を任されることが多いです。
私が主担任、副担任に嘱託職員、あとパート職員を合わせて4人担任でした。
保育の計画は主担任が中心となり、副担任と一緒に考えます。
書類仕事も主担任が中心となり、副担任にも負担をお願いしていました。

この時、自分の子供も0歳児でした。
初めての職場にバタバタ。
旦那は激務の為、一切手伝ってもらえません。
早番遅番なしの日の、一日のスケジュールです。

一日の流れ

6:30 起床、朝ごはんの準備
7:00 子供を起こす、朝の準備など
7:45 私と子供が出発
7:55 保育園に送る
8:15 職場に到着
8:25 朝礼
8:30~17:15 勤務時間(休憩は10分くらい)
17:15~18:00 残業
18:20 保育園お迎え
18:40 帰宅後すぐ夕飯作り
19:10 夕食を食べ、少し子供と遊ぶ
19:50 お風呂
20:30 寝かしつけ〜子供就寝
21:00 旦那の夕飯と片付け
21:45 洗濯物をたたみながらテレビ
22:00 持ち帰りの仕事があればする
なければ、仕事の勉強or次の日の夕飯の下ごしらえ
23:00 自由時間
23:45 ベッドに入る〜就寝。

スポンサーリンク

2年目

担任は4歳児でした。
担任は、主担任の私と、加配保育士の臨時職員が1人。
保育以外の仕事で臨時職員にお願いするのは、壁面のみ。
その他の仕事は、全て1人で担うことになりました。

この年、自分の子供は1歳児。
少しずつ体力もついてきて、生活習慣のトレーニングも本格的に始まり、家でもバタバタした日々でした。

一日の流れ

6:30 起床、朝ごはんの準備
7:00 子供を起こす、朝の準備など
7:45 私と子供が出発
7:55 保育園に送る
8:15 職場に到着
8:25 朝礼
8:30~17:15 勤務時間(休憩は10分くらい)
17:15~18:15 残業
18:35 保育園お迎え
18:50 帰宅後すぐ夕飯作り
19:25 夕食を食べる
20:00 お風呂に入って子供と遊ぶ
21:15 寝かしつけ〜子供就寝
22:00 夕飯の片付け
22:15 洗濯物をたたみながらテレビ
22:30 持ち帰りの仕事があればする(ほぼ毎日)
23:15 自由時間or夕飯の下ごしらえ
23:45 ベッドに入る〜就寝

1年目よりもずっとハードなスケジュールでした。

私はこの2年で、公立の正職員を辞め、私立のパート保育士になりました。
特に2年目はとてもハードだったのです。

スポンサーリンク

1年目が比較的余裕があった理由

自分の子供が早く寝てくれる

子供が疲れて20:30には寝てくれていたので、少々遅い時間に帰ってきても、家事をする余裕もありました。
持ち帰りの仕事もありましたが、量は特別多くなく、ゆっくり出来ていた印象です。

2年目になると、子供も1歳児になり、体力もついてきて中々寝なくなり‥。
夕食の片付けをできるだけ寝かしつけの前に終わらせていましたが、それだと子供との時間が中々取れず、段々子供も荒れてきました‥。

1年目は0歳児の担任だった

やはり乳児クラス、特に0歳児の担任は、幼児クラスの年長に比べて、仕事量がはるかに少ない印象です。
待機児童のある地域だったので、0歳児も4月から定員いっぱいだったのもあり、4月は仕事量も多かったのですが、その後は子供たちも園生活に慣れ、日々の保育も安定していて楽でした。

2年目は幼児クラスの4歳児。5歳児に比べたら仕事量は少ない方だったと思いますが、乳児クラスより負担はかなり増えました

スポンサーリンク

2年目に入ってから…

幼児クラスを持った2年目、心に変化が起きました。

子供との時間が少ない事に心が痛み‥

そんなことで、バタバタしながら1年が過ぎ、2年目に入っていきました。
どれだけ急いでも、退社時刻は18時を回ることが多く、帰ってバタバタ用事をしていると、あっという間に子供も寝る時間に。
子供は保育園も楽しんでいたし、実家の援助もあったので、寂しい思いをさせてるという気持ちは人より少なかったかもしれませんが、私自身が子育てに参加できてないという思いを、どうしても拭いきれないままでした。

そして、来年か再来年には、幼稚園に異動になる可能性が高いということを、上司から聞きました。
私の務めた地域では、幼稚園は毎日7時まで仕事が当たり前の地域でした。
家庭がある人は少し早く帰るか、実家や家族の援助で乗り越えていました。

実家や義実家が比較的近くにあるとは言え、主人の助けがない中、自分ではお迎えも間に合わない状況。
このままでは、子育てに後悔がいっぱい残ってしまう!と思い、好待遇の公立保育士を辞めることにしました。

スポンサーリンク

公立保育士・幼稚園教諭は家庭と両立するためには?

公立保育士や幼稚園教諭は、仕事を辞めずに続けている先生が多く、職員の平均年齢も高くなっています。
なので、公立保育士は家庭や育児と両立出来るか出来ないか、と言われれば、出来ると言えるでしょう。

ただ、働き始めたり、続けたりするには、条件がそろっていないと、両立は難しくなります。

子供の保育園送迎の代替手段があるか

思い返せば、面接時に確認された事があります。
『ご主人やご実家など、子育てを手伝ってもらえる環境がありますか?』

つまり、仕事が遅くなってもお迎えを変わってもらえますか?ということだったみたいです。幼稚園教諭の残業時間を考えたら当たり前ですね。

ただこれは、公立私立に関わらず、保育園で正職員として働く場合、早番や遅番といった時差勤務が発生することに加え、時差勤務の日は自分の子供の送迎ができない、ということになります。

正職員として保育士復帰するには、必ず自分の子供の保育園送迎を代わってもらえる人がいないと働けない、ということになります。

ファミリーサポートを利用するのもいいでしょう。

子供が小学生になったり大きくなったら、送迎は不要になりますが、その時に正職員になろうと思っても、年齢制限で受験資格がないことも多いのです。

残業はあるか

地域差があるので一概には言えないし、例えば子供が小さい間は時短勤務を利用できる場合もあるかもしれません。
ただ、基本的には、公立保育園でも残業はあるということを押さえておいた方がいいと思います。

時間ぴったりで仕事をあがれるのは、臨時職員のみです。

お休みは取れるか

有給は比較的取りやすいと思います。
有給は1時間から取得することができていたので、子供の参観日に途中で帰ったりすることはできました。
また、子供が熱を出した時も、途中で帰ったり、病院に連れて行ってから出勤したりしていました。
ただ、その後働いた私立保育園でも、同じように有給は取りやすい状況だったので、今の時代の流れでは当たり前かもしれません。

お給料はとにかくgood!

1年目から、子供との時間が取れないと思いながらも辞めなかったのは、とにかくお給料がいいから。
ただ、残業代は時差勤務の時のみで、毎日の残業は、サービス残業でした。

私の場合は、私立幼稚園に勤めていた時より、手取りで3万円程度増えましたが、勤めていた幼稚園が低賃金だったので、私立の方がお給料がいいという場合もあります。
公立は、さらに勤続年数によってお給料が増えていくことが魅力です。

子供のために、将来のために、お給料が多い事に越したことはありません。なので辞める事に、踏ん切りがつかずにいる先生もたくさんいるのです。

でもやっぱり、私は公立保育士の両立を諦めました

これから先、年齢制限もあり、中々採用がない公立保育士ですが、総合的に見て両立が難しいと思い、辞めることにしました。
両立するなら、家族など誰かに頼ることを自身が嫌がらず、家族みんなで協力していかなければなりません。

スポンサーリンク

まとめ

公立保育士は、残業がなく両立しやすいイメージでしたが、入ってみたらそんなことはなく、私には両立は難しかったです。
お給料は公立保育園の方がいいですが、フルタイムで働くのであれば、時間通りに帰れる私立保育園を探そうと思います。

○公立保育士の正職員で子育てと両立するには家族の援助が必須。
○公立保育園も公立幼稚園も残業はあるので、絶対に両立がしやすい環境とは言えない。
○お給料は安定していて、有給も取りやすい。

子供がいて、公立保育士になろうか迷っている人の参考になれば幸いです。
素敵な保育士人生を、一緒に歩いていきましょうね。

転職するなら、転職サイトをつかおう!

 

 

 

 

 

 






おすすめ保育転職サイト
ほいく畑

◎地元密着型の転職サイト
◎保育士としての色々な働き方が選べる!
◎働き方を相談できるコーディネーター
◎派遣保育士の求人もあります!

マイナビ保育士

◎東京、神奈川、埼玉、千葉に強い!
◎大手転職サイトの安心感
◎非公開求人がたくさん!

保育メトロ

◎上京する保育士さんの為の求人がいっぱい
◎1日で就職活動ができるよう日程調整
◎ミスマッチの少ない求人
◎登録は無料!1分で簡単!

就職・転職
スポンサーリンク
ハナをフォローする
保育をもっと好きになる!

コメント