いよいよ年末が近づいてきたこの時期。
毎年大変だなあと思うのが、職場への年賀状問題ですね。
幼稚園だと冬休みがあるので分かるのですが、保育士だと5日くらいしか休みがない園もあるのに、たくさん書かなければいけない…。
でも、日本の新年のあいさつとして大切にされてきた習慣です。
しっかり年賀状を送って、気持ちよく新年を迎えたいものですね。
保育園によって事情は様々でしょうが、全員へ書くと慣例的に決まっている園、決まっていないけどどうすればいいかわからない…など、事情は様々でしょう。
今回は、新人保育士さん向けに、職場の人への年賀状のマナーと書き方をお伝えいていきます。
誰に書いたらいい?
全員に書くと決まっている園ではいいのですが、何も言われていない園では大変ですよね。
また、知らないだけで、全員に書くのが慣例になっている園もあります。
POINT必ず、先輩保育士に確認し、失礼のないようにしましょう!
全員に書く
あなたが正職員であれば、基本的には正職員の先生には必ず全員に書くようにしましょう。
もちろん、書けるのであれば、パート職員や派遣保育士などにも全員に書くほうがいいです。
書く人数を減らす時は
ただ、園の規模や体制によっては、早朝・夕方延長のパート職員まで合わせると100人くらいになってしまう…なんて園もあるでしょう。
そんな時は、書く人数を減らしてもいいです。
減らし方ですが、基本的には自分によく関わっている保育士には年賀状を書きます。
年賀状のマナー
職場の人へ年賀状を書く際、気を付けなければいけないことがたくさんあります。
デザインはシンプルなもの、縁起物を添えて
印刷をした年賀状を使用することが多いと思います。
その時、派手すぎるものは選ばず、シンプルで、できるだけ落ち着いたデザインのものを選ぶようにしましょう。
デザインの中に、門松やしめ飾り、羽子板、松竹梅など、縁起物が入っていると、シンプルでも素敵な年賀状に仕上がりますよ。
写真入りは避ける
自分や家族の写真を入れた年賀状を送ってもいいような園もたくさんあると思いますが、写真入りは自分の近況報告がメインになってしまいます。
同期や後輩、仲の良い先輩にはいいですが、1年目は上司や目上の人には避けたほうがいいでしょう。
1年目に送られてきた年賀状を見れば、次の年はどんな年賀状がいいか、傾向がわかると思いますよ☆
手書きのメッセージを加えられるようにする
やはり、全面印刷では、印刷して送っただけの寂しい感じがします。
心のこもった年賀状にするためにも、必ず手書きのメッセージを加えましょう。
印刷でデザインを決める時には、必ず手書きで書き込めるスペースを作っておきましょう。
”謹賀新年”など4文字の挨拶にする
”賀春”や”迎春”など、2文字の挨拶文もありますが、2文字の挨拶文は基本的には目上の人には使いません。
園長先生や所長先生、主任保育士など、目上の人に書く年賀状では”謹賀新年”、”恭賀新年”などと、4文字の挨拶文にしておきましょう。
印刷のデザインを選ぶ際も、文字に気を付けて選ぶようにしましょう。
また、4文字の挨拶の他に、”謹んで新年のお慶びを申し上げます”や、”あけましておめでとうございます”などの挨拶文を使うのもOK!
丁寧な言葉の物を選んで使うようにしましょう。
POINT職場用とプライベート用で、年賀状を分けて用意するのがベストですね!
12月25日までには投函する
どこの職場でもそうですが、特に保育士は新年が始まるのも早い傾向にありますね。
元日に到着しなければ、1月3日、4日と、到着が遅れ、年賀状が届く頃には仕事が始まってしまいます。
必ず元日に届くよう、12月25日までには投函するようにしましょう。
相手のご自宅に送る時は”様”を使う
正職員であれば、職員名簿など住所がわかるものが渡されていると思いますので、基本的にはご自宅に送ることになるでしょう。
その場合、宛名は”〇〇様”と、役職名は付けずに送るようにしましょう。
喪中の場合は、喪中見舞いを11月終わりごろに投函する
早ければ、12月の初めから少しずつ年賀状を作成する人もいます。
喪中だと分かっている場合には、出来るだけ早めに喪中見舞いを投函しましょう。
11月を過ぎて不幸があった場合は、職場の方なら忌引きなどで気付くとは思いますが、会議や朝礼の場を借りて、口頭でも伝えるようにしましょう。
職場の方の喪中に気を付ける
職場の方が喪中であるかどうかは、喪中見舞いが届くと思うのでわかりますが、早めに用意する場合は先輩保育士に確認しておきましょう。
また、もし間違えて喪中の方にも年賀状を送付してしまった場合には、寒中見舞い(1月8日以降)を出して、新年の挨拶のお詫びをすることがマナーです。
できるだけ間違えないよう、確認しておきましょう。
年賀状の書き方のポイント
ここからは、職場の人への年賀状の書き方のポイントを、例文と一緒に見ていきましょう。
ペンは黒色がベスト!
筆ペンなどで書くほうが良いとされていますが、慣れていないと書きにくいもの。
なので、普通のペンで書いてもいいでしょう。
ただ、色は”黒”を使うようにし、派手にならないようにしましょう。
”去年”という言葉は使わない
”去年”には”去る”という言葉が含まれているため、縁起の悪い言葉とされています。
年賀状では、”昨年”や”旧年”という言葉を使いましょう。
重複の表現は避けよう
”謹賀新年”などの挨拶文は、印刷などのデザインに組み込んでいることが多いと思います。
なので、手書きのメッセージに、追加で”明けましておめでとうございます”などと書いてしまうと、重複表現になってしまいます。
挨拶文は、年賀状の一番初めに書くことが多いと思うので、その場合は、あえて挨拶文は書かないようにしましょう。
句読点は使わない
年賀状のマナーとして、句読点を使わない、というものがあります。
読みにくいと思いますが、使わないで書くほうが、ビジネスマナー的には良いとされています。
マナーに厳しい園などでは、気を付けたいですね。
読みにくい部分は、文字間に少しスペースを空けるなどして、読みやすいように工夫しましょう。
昨年のお礼
手書きのメッセージを書く場合は、まずは昨年のお礼の言葉を書くようにします。
園の雰囲気なども考慮し、挨拶文を考えて書きましょう。
近況報告
今、仕事でこんなことを頑張っている、仕事のこんな所が好きだというような近況報告をサラッと書きます。
今年の抱負や新年の付き合いをお願いする
特に上司や目上の人への年賀状では、今年の抱負は必須です。
年賀状は印刷サービスを利用して時短しよう!
とにかく時間のかかる、年賀状作業。
子どもへの年賀状作成などもあり、職員の年賀状にまで、なかなか時間が回りませんよね。
そんな時は、印刷サービスに頼るのがベスト!
1年目は自分のパソコンで作っていた私も、2年目以降は印刷サービスにお願いするようにしています。
ネットで簡単に注文できるのも魅力ですね☆
おすすめの年賀状印刷サービスは挨拶状ドットコム!
写真がないデザインもたくさんあり、宛名書きの印刷も無料です。
また、すでに年賀はがきを購入していても、はがき代として買い取って印刷してくれるサービスもあります。
是非、活用してみてくださいね!
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