初めての保育実習が始まる‥ドキドキしますよね。
今まで保育園や幼稚園に体験に行ったことがある人もない人も、実習が始まると「実習生」となり、園によっては今までより厳しい扱いになることも。
そこで今日は、実習生が気をつけるべき心得を、3分野に分けて、14個ご紹介したいと思います。
14個もあるのー?と思いますが、基本的なことも多いですよ。
良い実習生だと思ってもらえたら、その後の就職にもつながっていくのでじっくり読んでみてください!
指導案(日案)の書き方のポイント①ねらいにあった環境と援助を書こう
指導案(日案)の書き方のポイント②援助のポイントを考えよう
礼儀正しく、挨拶はしっかり
基本的な事なのですが、意外とできていない実習生が多いのも事実です。
①初日は会った全ての先生に挨拶をする
実習に行って、初めてお会いした先生には、自分から名乗りましょう。
「〇〇大学から来ました、△△です。今日から××組で実習生としてお世話になりますので、よろしくおねがいします。」
正職員の先生や主担任の先生だけでなく、パートの先生にも全員に挨拶をしっかりして下さい。
パートの先生に挨拶が出来ていない実習生も多いのですが、特に保育園ではパートの先生も多く、クラスはチームで成り立っています。どの先生にも、同じように礼儀正しくしないと、困った時に助けてもらえない‥なんてこともあります。
②敬語をしっかりと使う
「お願いします」「ありがとうございます」「すみませんでした」という基本的な言葉だけでなく、どんな時にも礼儀正しく、敬語を使いましょう。
部分実習の指導中、「先生、これ!」と言ってお願いされた事があり、その時はびっくりしました。
中々そう言える人はいないと思いますが…。
仕事中はどんな先生にも敬語で話しかける事を心がけていきましょう。
お願いする時は尚更。上司にも先輩にも、もちろん後輩にも礼儀正しく”お願いします”と言います。
なので、実習生が出来ていないのは、とても悲しく感じます。
③忙しい中、時間を割いてもらっているという意識を持つ
実習も大変ですが、実習先の園の先生は忙しい業務の中、実習生を受け入れているのです。
それは、次の保育士を育成していかなくてはいけないからです。
実習に行って「雑用ばかり任される‥」と嫌な気持ちになるかもしれませんが、その雑用も実は保育の仕事の一つ。いつもは先生も自分たちで行なっている仕事です。
その雑用を実習生がしている時間分、実習簿をつける時間や指導の時間が生まれるのです。
④お休みをする時は報告する
実習はハードスケジュールです。途中で体調を崩してしまうことも、珍しくありません。
体調が悪い時は事前に園に連絡し、欠席する旨をちゃんと報告しましょう。
また、休み明けは実習先の先生に、休んだ事へのお礼と、実習期間が延長になる事へのお詫びの言葉をしっかり伝えましょう。
お仕事が始まったら、保育に関わらず、体調不良など突然のお休みをもらった時は「ありがとうございました」と言うことは当たり前の事です。その分、園にいる先生が仕事を負担してくれているからです。
また、実習期間が延長になると、その分、実習先の予定も変わることがあります。
実習簿は丁寧に書く
実習簿は、この実習の間にどんな保育を勉強し、何を学んだのかを書くものです。
丁寧に書くことで、その後の保育生活の糧になること間違いなしです!
⑤実習簿の言葉に気を付ける
実習の指導案や観察記録など、様々な書類がありますが、すべて保育の言葉で書くようにしてみましょう。
観察記録も、指導案のように書くことで、指導案を書く力も鍛えられていきます。
また、正しい日本語を使うことを心がけ、主語や述語、接続詞に問題はないか、確認しましょう。
⑥消せるボールペンは使わない
書き間違わないように頑張っていても、書き間違えることもあるかと思います。
また、書いている内に、書きたいことが変わってしまった、などなど…。
実習簿を書き間違えた場合、訂正印を押すか、修正テープを使うか、紙を貼るかなど、実習先によって違うので、実習前に確認しておきましょう。
間違っても、「消せるボールペン」は使わないでください!!!
消せるボールペンは、実習簿を書くのにとっても便利ですよね。
でも、消せるボールペンは、暑いところに長時間置いておくと、消えてしまうことがあります。
⑦先生への批判を書かない
先生がどんな意図をもって行った行動かわからないことに対して、批判のような論調で書くことは避けてください。
クラスにはいろんな先生がいるし、矛盾することもあるかもしれませんが、批判としては書かないように。
また、他の実習先と比べるような事も書いてはいけません。マイナス面はもちろん、プラス面でも書かない方がいいです。
まずは、先生がどんな意図をもって子供に関わったのか、それによってどうなったのか。
ひとつひとつ考察し、自分なりにその保育の良かった点を捉えるようにしましょう。
⑧実習へのお礼を添える
毎日感想を書くと思いますが、「お忙しい中ご指導いただき、ありがとうございました」と書くといい、という事を、通っていた学校側から教えてもらいました。
実習に関わらず、感謝の気持ちを忘れないことは、大切なことですよね。
積極的に子供と関わろう
実習の基本は、子供と関わること。
保育の仕事を知るだけでなく、子供との関わり方や、子供の気持ちをゆっくり考察しましょう。
⑨自分から話しかけてみよう
初めての保育実習、子供との関わり方がわからず、立ち尽くしてしまう実習生も多くいます。
先生に「子供と遊んでください」と言われたら、とにかく自分から関わってみましょう。
この時、どうしようと思わず、間違ってもいいから積極的にやってみよう!という気持ちを持っているかが大切ですよ。
だって初めての子供、どうしたらいいかわからないなんて、当たり前のことですよ。
園の雰囲気によっても子供の様子は違うので、戸惑ってしまうこともありますが、とにかく体当たりで関わってみましょう。
⑩間違えることを恐れない
実習生は、あくまで実習生です。
間違ってもいいから、積極的に行動してください。行動して勉強することが、実習での1番の学びです。
大学や専門学校に帰ってからは、学べないことがたくさんあるのです。
少しでも多く吸収するために、積極的に行動しましょう。
⑪保育の邪魔をしない
実習をしていると、子供たちが話しかけてくれたりしますよね!子供たちも実習生が来てくれるのが嬉しくて、いつもより興奮しています。
朝の会や設定保育など、先生が子供たちをまとめている時は、子供たちが先生の保育に集中できるよう、一歩下がって観察しましょう。
子供の近くにいると子供が寄ってきてしまうし、集中できないことも。
⑫先生の行動をよく見る
積極的に関わり、間違えを恐れず行動することは大切です。
一方で、先生がどのように子供に関わっているのか、しっかり見ることも大切です。
その行動が、先生の思いとは反対方向に進んでいるかもしれないからです。
行動してみて、先生の思いとは違うことに気付いたときは、先生がどんな意図で関わっているのかを考えましょう。
⑬手遊びも用意しておこう
部分実習としてではなく、絵本を読む機会が与えられたり、手遊びをする機会が与えられたりします。
ちょっとした手遊びもいくつか用意しておきましょう。
また、「明日絵本を持ってきて」と言われても困らないように、事前に年齢に合った絵本も選んでおき、必ず読む練習もしておきましょう。
⑭笑顔を忘れず楽しもう!
ハードスケジュールでしんどくなってしまいがちな保育実習…。こんなはずじゃなかったってことも…。
でも、視点を変えれば、保育のいいところだって、たくさん見えてくると思います。
子供たちとたくさん遊んで、たくさんの思い出を作ってくださいね!
子供と関わることだけにとことん集中できるのは、実習生の特権。
まとめ
大変な実習ですが、気を付ける所は気を付けながら、たくさん学んで、子供から、先生からたくさんのことを吸収して、実りのある実習にしてくださいね。
コメント
[…] 指導案(日案)の書き方のポイント②援助のポイントを考えよう 先生たちから好かれる保育実習生の心得14つ!学んで就職につなげよう スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || […]