生活発表会やクリスマス発表会など、劇遊びや劇の発表会があると思います。
3歳児って、まだまだ言葉も拙い時期。
子供たちが楽しんで行える劇遊びは、どんなのがあるかなと、とても迷いますよね。
今回は、3歳児の劇遊びにオススメのお話や絵本をご紹介したいと思います。
劇あそびのねらい
3歳児は、友達や保育者との言葉のやり取りを楽しむ時期ですね。
関わりが増え、言葉で伝えられる事が多くなってきます。
3歳児さんにとって、劇は遊びの延長にあった方が、子供たちが楽しく演じられると思います。
劇あそびの中にも、普段の遊びを盛り込むと、より生活の延長線上にある表現ができるでしょう。
また、劇あそびから展開して、普段の遊びにつなげていくのもいいでしょう。
●劇あそびをして楽しい気持ちを、友達や保育者と共有する。
●一人ひとりが、のびのびと表現をする。
絵本を読み込もう!
劇あそびを始める直前だけでなく、年間を通して親しんでいる絵本を使う方が、子供たちみんなが物語の世界に入りやすいと思います。
出来れば、年度の早い時期から、発表会に使えそうな絵本を何冊か読んでおき、クラスの雰囲気や子供たちの反応を見て、一番いいものを選ぶといいでしょう。
また、セリフなども、子供たちに読んだ絵本から引用することで、覚えやすくなりますよ。
おすすめの絵本
どうぞのいす
定番ですが、3歳児さんにぴったりですね!
色々な動物が出てきて、繰り返しの表現が多いので、3歳児でも無理なく演じることができますよ!
みんなが優しい気持ちになれる絵本ですね。
簡単な劇あそびでいいと思いますが、音楽劇にするのであれば、こちらにオペレッタ用の音楽が収録されています
こちらはCDです
こちらには、簡単に作れるパネルシアターから、劇遊びへの発展のアイデアまで載っていますよ
ぽん太の自動販売機
個人的に、子供の頃に好きだった絵本です。
ぽん太が作った自動販売機は、ライオンの王様の冠も、きつねのステキなネックレスも、ぽん太が葉っぱを変身させて作ってくれます。
でも、友だちがいない、ぽん子がきて‥。友だちが欲しいなんて、どうしよう!?
そこで最後は、ぽん太が自分で出て行き、ポン子と友達になるというお話です。
最後は、動物みんなで仲良くなるお話にしてもいいですね!
劇遊びの台本やオペレッタ用の楽曲は販売されていませんが、こちらのパネルシアターの本に、劇遊びに発展させられるようなアイデアが載っています。
3匹のこぶた
こちらも定番のお話ですね!!
狼に追いかけられる場面では、舞台全体を使って表現すると迫力が出ますよ。
3匹のこぶたの絵本は様々な種類がありますが、原作に近いお話は、こちらの絵本になります。
また、小さい絵本ですが、こちらは物語がわかりやすくなっていますよ~!
こちらもオペレッタ用のCDや楽譜がたくさん販売されています。
色々とアレンジされているものが多いので、クラスの雰囲気や状況に合ったものを選んだり、参考にすることができますよ!
◎色々な動物が出てくるようアレンジしたものはコチラ
◎3匹のこぶたがみんなで協力して1軒ずつ家を建てます。
◎色々な登場人物が出てきます!最後はおおかみと仲直りしますよ
三匹のやぎのがらがらどん
全部のやぎが、みんながらがらどんという名前の不思議なお話です。
みんなで知恵を使って、トロルに襲われずに橋を渡るというお話です。
トロル役は保育者が行ってもいいし、子供が演じることもできます。
最初の場面や最後の場面などに、やきが遊ぶ場面として、日頃の保育で行なっている簡単な遊びを取り入れるのもいいでしょう。
3歳児さんにぴったりの楽譜はコチラ
おおかみと7匹の子やぎ
繰り返しの表現は前半だけですが、物語が簡単なので3歳児さんでも演じることができそうです。
定番のお話なので、子供たちも一度は読んだことがあると思います。
こちらの絵本では、原作に忠実で、最後はおおかみのお腹に石を詰めて井戸に落とします。
最後は、仲直りにするお話にアレンジしてもいいし、原作のままでも面白いでしょう。
こちらに3~4歳児用の劇遊びが載っていますよ
大きなかぶ
みんなで力を合わせて大きなかぶを収穫するお話ですね。
いつの時代も子供に愛される名作です。
繰り返しの表現が多く、3歳児さんにピッタリのお話です!
こちらも定番ですが、季節によってはカボチャにしたり、すいかにしたり!?
収穫した野菜を作ってお料理したり‥。
色々なアレンジができそうですね!
◎定番のおおきなかぶはコチラ
◎コチラの絵本には、もりのなかまとして色々な動物が出てくる劇が収録されています
◎コチラはおおきなにんじんのお話になっていますよ
赤ずきん
定番中の定番ですが、やはり外せないのは赤ずきん。
赤ずきんが、森に寄っている間に、色んな動物に会うシーンを作ると、登場人物が増えますね!
広いホールで演じる場合は、ベッドで寝ている狼など、客先から見やすいような工夫があるといいでしょう。
さつまのおいも
おいもほりの前などに読むことが多いと思いますが、”さつまのおいも”も劇にするととっても楽しいです!
中川ひろたかさんの楽しい世界に、子供たちもイキイキと表現できるでしょう!
こちらに劇あそびの楽譜が載っていますよ
おむすびころりん
♪おむすびころりん~と歌が聞こえてくる可愛いお話。
繰り返しの表現があり、3歳児さんでも演じやすいお話になっています!
こちらに3歳児さん向けの劇が載っています
◎童謡の替え歌を中心とした構成になっていて、子供たちも覚えやすいですよ
まとめ
劇遊びの練習中は、子供たちの集中力も切れやすく、長続きしないことが多いでしょう。
できるだけ子供たちの雰囲気に合ったお話を選び、少しずつ、無理しない範囲で楽しみながら行いましょう。
また、役ごとに見せ合いっこをしたりして、劇遊びに興味が持てると、より楽しめるようになりますよ!
子供たちのやる気を引き出しながら、楽しい発表会にしてくださいね!
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